非接触ICカード(ISO/IEC14443準拠)の相互運用性向上への取組み 

ICカードとリーダライタの互換性確保の必要性

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メーカ互換、機種互換複数タイプの共存
異なるメーカ、異なる機種、複数タイプの機種との相互通信を可能とすることで、効率的で、低コスト、利便性の高いサービスシステムの構築、提供を可能とし、ICカードの普及促進に貢献する。

互換性検証の流れ
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(注意:互換性の検証は、個々の製品の品質や信頼性、性能等を保証するものではない。)

住基カードの発行対象として行なった互換性検証の結果

互換性検証試験仕様書(1.0版)(PDF:68KB)に基づき実施した試験項目は以下の通り。

  • ICカードをリーダライタに挿入し、送受信が可能状態となるか否かを確認する。(C1)
  • ICカードとリーダライタ間で、通信(プロトコル)が正しく行なわれるか否かを確認する。(C2)
  • ICカードとリーダライタ間で、通信(コマンド)が正しく行なわれるか否かを確認する。(C3) 基本コマンド(SELECT FILE,GET DATA,INTERNAL AUTHENTICATE)と、ベンダ選定によるICチップ内の消費電力が最大となるコマンド(メモリー消去処理等)が正しく動作するか確認する。
  • 上記項目を、ICカード全機種とリーダライタ全機種のクロステストで実施する。
  • ICカードは、型番毎(ロット、バージョン)に各3枚、リーダライタは、型番毎(ロット、バージョン)に各2台を被試験製品として確認する。
  • リーダライタに対して4つの方向(表、裏、前、後)で、各10回実施し、9回以上正常動作した場合は合格とする。
  • 参考値として、ICカードを5分間リーダライタ内に放置した後取り出し、直後のICチップ付近の温度がどのように変化したかを測定する。

第一次検証試験(平成15年6月16日〜23日)の実施結果
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第一次検証結果により住基カードの発行対象カードとしたものは以下の通り。




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