Agreement(同意)
サービスとユーザーエージェント双方が同意したプロポーザル。この同意はレルム(Realm)内において使用され、しばしばpropIDとして用いられます。このような同意性は、将来のP3Pにおける証明書や電子署名の将来性のサポートにより強固になります。version1.0ではそのことは特定されていませんでした。

Data Element(データエレメント)
個々のデータ要素。例えば、名字、電話番号など。国際的利用のため、P3P1.0では、基本的なデータエレメントを指定しています。

Data Category(データカテゴリ)
データエレメントやデータセットの属性はTrust Engineがどんなエレメントタイプが審議中であるか決定するために使われます。例えば、"Contact Information."  P3P1.0では、10個の基本データカテゴリーを指定しています。

Data Set(データセット)
グループ化されたデータエレメント。例えば、"User.Home.Postal."。データセットはピリオドの区切りにっよって表現されている。P3P1.0ではいくつかの基本データセットを指定しています。

Preference(プリファレンス)
ユーザーエージェントがどんな行動をするか、何時会話に入ることを許可するか、またはサービスとの交渉等に関する規則(規則集)。 プリファレンスは形式の整った計算できる文で表現される。プリファレンスはユーザーエージェントとサービス間に達するいろんな同意を管理します。

Proposal(プロポーザル)
プロポーザルは、いくつかのプライバシーステートメント(主張された身元、URI、保証等の情報、プロポーザルによりカバーされているサービスの情報開示)の集まりです。プロポーザルは常にサービスの観点から作り出されるもので、サービスにとっての情報の確認を含んでいます。しかし、プロポーザルは、ユーザーによって作り出され、サーバーに許可のために送られる事もあります。

Realm(レルム)
レルムは、与えられた同意が発行された元に要求したエクスペリエンス スペースです。レルムはプロポーザルを適用した領域として、 広い意味で定義されています。レルムは、いくつかのURIから参照されます。どの同意がURIで実施されているかの最終判断は、同意IDの存在によって決定されます。それぞれのURIは、URIによって限定された特殊なリソースを名前付けます。例えば、HTTP スキーマの中で、オブジェクト(home.html)で終了しているURIは、特殊なオブジェクトを適用します。また、URIがpath http://www.w3.org/P3P/ の場合、URIは、path 配下の system tree を参照します。

Repository(レポジトリ)
P3Pの制御下で利用者情報を保存するメカニズム

Service(サービス)
プロポーザルを発行しデータを要求するプログラム。この定義では、サービスはサーバー(サイト)、ローカルアプリケーション、 ローカルなアクティブコード(ActiveX や Java applet)または他のユーザーエージェントである。

Statement(ステートメント)
P3Pステートメントは、データエレメント、データセット、カテゴリの集まりに関連がある privacy practice disclosures の集まりです。 列挙された要素は、埋め込まれたデータ要求のように動きます。データを参照しないステートメントは、データを要求しません。

URI
URI(A Uniform Resource Identifier)は、Webリソースを確認するために使われる。

User Agent(ユーザエージェント)
利用者が定義したプリファレンスをもとに、サービスと利用者間の仲介を行うことを目的としたプログラムである。 利用者は1つ以上のユーザエージェントを持つかもしれない。また、利用者のディスクトップにある必要はない。 しかし、どのエージェントも利用者だけが制御し、使えなければならない。 利用者とそのユーザエージェント間との信頼関係は、P3Pの範囲外で管理されるものである。 例えば、エージェントは利用者のOSまたはWebクライアントの一部、またはISPかプライバシーProxyの状況により信頼される。

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