報道資料

「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集」
=自身を守るためと他者への配慮のために=

平成11年3月15日
電子ネットワーク協議会

 電子ネットワーク協議会(注)は、電子ネットワーク運営上の基本的問題の解決をめざす基本問題分科会において、インターネット時代における利用者のルールやマナーについて検討を進めてきたが、別添の通り取りまとめたので公表する。今後、ホームページで利用者からの意見を募集して、必要に応じて適宜改訂していく。

 本ルール&マナー集は、当協議会が平成8年2月に公表した「パソコン通信サービスを利用する方へのルール&マナー集」に加えて、インターネット時代の環境変化に合わせて、新たに作成したものである。

 本ルール&マナー集は、利用者が自身を守り他者への配慮を行いつつインターネットを有効に活用するためのご参考として、またインターネット運営者から利用者への普及啓発の際のご参考として、活用していただくことを期待している。

1.これまでの経緯

 インターネットは今日、世界規模での爆発的な拡大により、わが国においても利用者が1,000万人以上にもなり、社会的インフラとして位置づけられるようになってきている。オープンなネットワークであるインターネットにより、利用者にとってはホームページを介して国内外を問わず他のネットワーク上のコンテンツやサービスを利用することが可能になり、社会生活上の利便性が画期的に向上した。しかし、同時に、プライバシー侵害、誹謗中傷、わいせつなどの有害コンテンツ、薬物などの非合法ショッピングなど、様々な問題がパソコン通信と比べてより広範囲に発生し、大きな社会問題となっている。

 これらの問題の中には、ルールやマナーをある程度理解していれば、未然に防ぐことが可能なものも多い。そこで、当協議会は今年度当初から、電子ネットワーク運営上の基本的問題の解決をめざす基本問題分科会において、ネットワーク利用環境の変化を踏まえて、インターネットを利用する際に常識的と考えられるルールやマナーをできる限り集めて、利用者や運営者にご参考としてご活用して頂くべく検討を進めて来たが、今般、別添の通り取りまとめたものである。

2.ルール&マナー集の要点及び構成

 インターネット上は一般社会と同じように、多くの人々が様々な目的をもって参加し、様々なメリットを享受している。そのインターネット社会において楽しく役に立つ交流をスムーズに行っていくためには、一般社会と同じように、ルールやマナーを守り、社会の一員としての自覚と責任をもってインターネットを利用するように心がけることが必要である。

 そこで、本ルール&マナー集は、自己責任が原則であることやセキュリティに気をつけることをはじめとして、電子メールやホームページといった各サービスにおける具体的な場面毎のルールやマナーをまとめ、以下の通り構成している。

3.普及啓発活動の推進

 当協議会は今後、本ルール&マナー集を暫定版としてホームページ上(フレーム版非フレーム版)で公開し、利用者からのご意見を募集し、利用者と共に本ルール&マナー集を適宜改訂していくことを通じて、インターネット利用におけるルールやマナーに関する普及啓発活動を推進していく。

(注)「電子ネットワーク協議会」  パソコンネット等の振興を目的に平成4年10月に発足した組織で、主要商用パソコンネットおよびインターネット事業者、コンピュータメーカ、通信ソフトハウス、アプリケーション事業者などの法人会員84社、学識経験者などの特別・個人会員14名、公共ネットワークなどに関心を有する協賛自治体51団体から構成されている。事務局は(財)ニューメディア開発協会内にある。

問い合わせ・連絡先     〒108-0073 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23F
                (財)ニューメディア開発協会内
                電子ネットワーク協議会
                   担当 太田、伊藤
                   Tel   03-3457-0671
                   Fax  03-3451-9604
                   E-mail enc@nmda.or.jp

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