財団法人ニューメディア開発協会では、平成19年度ニューメディア情報システムの開発事業として「製品情報のユーザビリティ専門家育成に関する調査・研究」に係る調査・研究事業者を公募いたします。
製品開発工程において様々な専門的観点から「ユーザビリティ」を評価および指導できる人材が非常に重要であることが近年注目されています。しかし、「ユーザビリティ」の観点は、製品本体の開発工程だけのものでなく、製品の説明文書、広報関連情報、あるいは製品Web情報などの周辺情報についても専門的な観点からの検討が重要となります。すなわち製品技術情報の伝達に関する「情報のユーザビリティ」そのものが新たに検討しなければならない重要な課題となります。
従来、テクニカルコミュニケーションの分野には明確な開発プロセスモデルがなく、またメディアとしても文章表現に重点を置き過ぎていた傾向がありました。しかし、「製品情報のユーザビリティ」専門家の概要を調査研究することにより、きちんとしたプロセスモデルをベースにした開発手法の中で多様なメディアを効果的に最大利用することのできる人材育成コースの環境整備の方向性が明らかになります。
当協会では、平成18年度までに製造業の製品開発におけるユーザビリティ担当者のコンピタンスに関する分析と、それを実現するためのカリキュラムの検討を行って来ました。平成19年度は、製品の技術情報伝達に関する「製品情報のユーザビリティ」という観点から、製品技術情報に関するプロセスモデル的視点とテクニカルコミュニケーション技術の応用の両面からのアプローチを考え、そこに必要とされるメディア表現技術に関する調査研究を行います。
次の項目について調査研究を行います。
(1)製品情報のユーザビリティ専門家に必要なコンピタンス等
(2)プロセスモデル的観点を導入した製品関連ドキュメント開発工程
(3)製品情報に必要なメディア表現技術
(4)製品情報のユーザビリティ専門家の育成環境
平成19年5月31日(木)〜6月11日(月) 17:00 必着
以下の申請書類を提出してください。
〒112-0014 東京都文京区関口1丁目43番5号 新目白ビル6階
財団法人ニューメディア開発協会 ニューメディア総合研究所 馬場・座間宛
財団法人ニューメディア開発協会 ニューメディア総合研究所
担当 馬場・座間
tel03-5287-5030 fax03-5287-5029
この事業は競輪の補助金を受けて実施するものです。