１．公募内容
（１）背景及び目的
2008年4月から、メタボリックシンドロームの予防・改善を目的とした特定検診・保険指導が実施されており、毎日の健康管理が注目されている。また、高齢化率の上昇、過疎化の進行により、一人暮らしの高齢者が増加しており、遠隔地の医療機関等との連携で健康を見守るシステムへの関心が高まっている。生活習慣病の増加、高齢化社会の到来による医療費の増加は著しく、国家財政の面からも日々の健康管理を通した予防医療への期待が大きい。 健康管理を目的とする機器やシステムに関しては、各種センサー技術、各種ネットワーク技術の発展に伴い開発が進んでおり、商用化・サービス導入が始まりつつある。しかし今後、総合健康管理やネットワークを介したリアルタイム管理の実現に向けては、技術の標準化が課題の一つである。
本調査研究は、健康状態を定量化したデータと、ネットワークを介したリアルタイム管理の活用による効率的な健康管理の実現に向けて、センサー技術に関する動向を把握することを目的とする。
（２）調査研究の内容
本調査研究では、センサー技術を活用した健康管理の技術動向について調査を実施するとともに、ネットワークの活用によるリアルタイムな健康管理の実現方法について検討する。・ 健康管理が可能なセンサー技術に関する調査
（ａ）健康管理が可能なセンサー技術の動向
（b）センサー技術活用による健康管理機器・システムの動向
（c）センサーネットワークの標準化動向
・ ネットワークの活用によるリアルタイムな健康管理の実現方法の検討
（ａ）ネットワークの活用によるリアルタイムな健康管理実現における課題
（b）実現イメージの検討
２．応募要件
（１）応募者の資格
- 法人格を有する民間事業者又は団体とします。
- 本調査・研究事業遂行に必要な情報通信技術に関する調査研究の実績、関連知識、組織、人員等を有していること。
- 当協会の賛助会員であることが望ましい。
（２）調査研究の事業内容
- 契約形態は委託契約となります。
- 総事業費１，０００万円程度（消費税込）を１件採択する予定です。
- 総事業費のうち５０％は財団法人ニューメディア開発協会が負担し、残りは申請者の負担となります。
- 調査研究の実施期間は、契約締結日から調査研究及び報告書の作成も含めて平成２２年３月１９日までとします。
- 調査研究の成果物は、調査研究報告書３部（電子媒体１部）とし、上記実施期間内に提出してください。
３．応募方法、提出書類等
（１）公募期間
平成２１年６月９日〈火〉〜６月１６日〈火〉 １７：００ 必着
（２）提出書類
以下の申請書類を提出してください。
- 応募申請書（様式１） １部
- 調査研究計画書（自由様式） １部
調査研究計画書は以下の内容をＡ４ ２〜３枚程度にまとめてください。
- 調査研究実施計画
１．（２）調査研究の内容に関する具体的な実施方法・手順を記述 - 調査研究体制
調査研究を実施する担当者の名前、所属、役職及び本調査研究に関連する事業実績、関連知識等を記述 - 必要経費総額・内訳
- 調査研究実施計画
- 会社概要書（自由様式） １部
会社の概要がわかるもので、パンフレットでも可。
- 最近３ヵ年の決算報告書（自由様式） １部
損益計算書及び貸借対照表、もしくは有価証券報告書
- 切手貼付された返信用封筒（採択結果通知用） １部
返信先の住所、氏名等を明記してください。
（３）提出先
〒112-0014 東京都文京区関口1丁目43番5号 新目白ビル6階
財団法人ニューメディア開発協会 新情報技術企画グループ 多湖宛
（４）提出にあたっての注意事項
- 協会宛の提出は郵送または宅配便とし、ＦＡＸ、電子メールによる提出は認めません。
- 封筒には「センサー技術を活用した健康管理の標準化に関する調査研究」と朱書してください。
４．審査、その他
- 提出書類に基づいて審査、及び必要に応じてヒアリングを行い、採択先を決定します。なお、必要により詳細説明等の資料を求めることがあります。
- 提出書類は採択先の選定のみ使用し、他の目的には使用しません。
- 提出書類等は審査結果に関わらず返却しません。
- 本事業成果の普及のため、当協会が発行する研究成果レポートの原稿作成やホームページでの情報公開、問合せ対応などの活動への協力をお願いすることがあります。
- 本事業の調査研究報告書の著作権は、当協会に帰属するものとします。
- 本事業は財団法人ＪＫＡの補助事業として実施するものであり、当該財団の規則等に沿った表示等が求められます。
５．問合せ先
財団法人ニューメディア開発協会 新情報技術企画グループ
担当 多湖
tel03-5287-5032 fax03-5287-5029
この事業は競輪の補助金を受けて実施するものです。