一般財団法人ニューメディア開発協会では、財団法人JKAの自転車等機械工業振興補助事業の補助金を受け、平成23年度事業として「安全・安心な情報を視聴者に合せ提供するシステム開発」に係る開発・調査事業者を公募いたします。
地方自治体や各種施設において、誰でも見やすい・わかりやすい案内板(公共サイン等)の整備は重要な課題となっている。地方自治体においては、それぞれ決められたイメージカラーで表示するなど、利用者がどの場所にいるか容易に認識できる表示の工夫を行い、また、ユニバーサルデザインの視点からは、コミュニケーションの制約を抱える利用者に対しても、サイン環境の配慮や共通の情報伝達を可能とするための対応方法についてのガイドライン化を進めている。こうした課題に対し、デジタルサイネージと視聴者測定技術を活用し、視聴者それぞれの属性や視聴態度に最適化した表示を行うことが有効と考えられる。
本事業では、デジタルサイネージの視聴者測定技術を用いて視聴者属性と視聴態度によりパーソナライズされる『電子案内板』システムを構築し、その実現性・利便性と、それを利用した電子案内板とそのサービスの受容性について実証実験により検証していく。
本開発・調査は、以下のとおり実証システムの開発と、その実証システムを使った実証実験からなる。
(ア)テレビカメラの画像から年齢・性別を推定する技術、顔画像から感情を推定する技術、特定人物の追跡技術等を組み合わせた『視聴者測定技術』をデジタルサイネージに適応し、
どのような視聴者が、どのように視聴しているかを判別し、それに応じて表示コンテンツを変更できる 『電子案内板』の実証システムを開発する。
(イ)実際の視聴特性に近い環境で実証実験を実施する。実証実験は、実際の施設の利用者および施設運営者に対して、アンケート調査により実施し、利用者側・運用者側の両方の観点から、
その利便性とサービスの受容性について検証する。
平成23年4月28日(木)〜5月13日(金) 17:00 必着
以下の申請書類を提出してください。
〒112-0014 東京都文京区関口1丁目43番5号 新目白ビル6階
一般財団法人ニューメディア開発協会 新情報技術企画グループ 長澤宛
一般財団法人ニューメディア開発協会 新情報技術企画グループ
担当 長澤
tel03-5287-5032 fax03-5287-5029
この事業は競輪の補助金を受けて実施するものです。