MELLOWメロウ・ソサエティ・フォーラムの活動報告

    シニアネットワーカーズ・カンファレンス2000を開催

 シニアネットワーカーズ・カンファレンス(SNC)は今回で3回目となりました。参加者は、120名を越え大きな成果を上げることができました。参加者全員は、五つのワークショップに分かれ、それぞれのテーマについて事例発表(全体で9件)があり、参加者による活発な討議が行われました。

●シニアネットワーカーズ・カンファレンス2000(SNC2000)
■開催日 平成12年10月4日〜5日
■場所 新横浜プリンスホテル(神奈川県横浜市)


■主なプログラム
 ・主催者挨拶
  鈴木 健 メロウ・ソサエティ・フォーラム代表幹事
 ・来賓挨拶
  菅原 忠氏 通商産業省機械情報産業局情報処理システム開発課課長補佐
 ・講演1
  佐藤一志氏 マイクロソフト株式会社執行役員社長室
  「マイクロソフトの新戦略『次世代インターネットへの展開』
 ・講演2
  吉田 敦也氏 京都工芸繊維大学助教授学術博士
  「カリフォルニアシニアとインターネット」
 ・ワークショップ
  1 地域ネットの組織強化を考える〜仲間を増やす
  2 地域ネットの組織強化を考える〜組織を強化する
  3 ネットワーカーズの活動促進を考える〜コミュニティを創る
  4 ネットワーカーズの活動促進を考える〜インターネットでビジネスを創出する
  5 ネットワーカーズ間の交流促進を考える〜全国の地域ネットをもっと知りもっと交流を図る

 佐藤一志氏の講演では、IT革命の進行とともに新しく掲げられたマイクロソフト株式会社のビジョン、「時や場所、機器を問わず優れたソフトウェアで人々の可能性を広げる」についての紹介がありました。次世代のインターネットの進化と、これにともなうPCの発展により、ビジネスだけではなく、家庭での環境に大きな変化、例えば、情報機器と家電製品との連携といったことにも現実性を帯びてくるようになります。マイクロソフトは、そのようなニーズに合ったソフトウェア製品を提供しています。


 吉田敦也氏の講演では、スタンフォード大学客員研究員として滞在し、カリフォルニア・シニアネットワーカーへの生活レベルインタビューを開始されたとのことです。シリコンバレーでのシニアネットワークのシステム作りの現状、定年後シニアの定例行動と一般市民行動とを複合した形で展開されているモデルについての紹介がありました。さらに、日本に適したシニアネットワーク、シニアベンチャーの支援システムの開発を目指し、その活動基盤として「テックサラダ」プロジェクト(http://www.techsalad.org)を立ちあげました。

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