兵庫県災害対応総合情報ネットワークシステム

(更新日 1997年10月1日)

 阪神淡路大震災の被災地の復興が進み、多くの人々にとっては震災は過去のものとなっているが、災害は忘れた頃に必ずやってくる。したがって、今なお、震災で明らかになった従来の防災システムの問題点を解決する努力、インターネットを通じての情報ボランティア等の活躍から得られた貴重な経験を風化させない努力が必要である。

 ここに掲載されている各ページは、通商産業省が平成7年度補正予算65億円を兵庫県に交付して推進した「災害対応総合情報ネットワークシステム開発モデル事業」の外部仕様(案)を作成するために、(財)ニューメディア開発協会において平成7年7月から9月にわたって、関係者の協力のもとに検討された内容であり、多くの方々のご参考になればと考えて、印刷物の内容を電子化したものである。「目次」、「概要」、「第1部 ネットワークシステム外部仕様の検討」、「第2部 ICカードシステム外部仕様の検討」、「第3部 稼働システムの概要」の各々において、詳細が記述されているので、ご一読いただければ幸いである。

 当協会は、それら検討内容をベースとして、災害情報システム外部仕様書(案)を作成した。それに引続き、兵庫県より実施設計・監理業務を受託し、より具体的なレベルでの実施設計や監理業務を行ってきた。その結果として、ネットワ−クシステムが平成8年9月から稼働し始め、平成9年1月からはICカ−ドシステムが稼働する状況にある。「第3部 稼働システムの概要」には、平成8年9月時点での各システムの概要を掲載してある。これらシステムは、政府主催の平成9年(1997年)10月情報化月間式典において、優秀情報処理システムとして表彰された。

目次
概要
第1部 ネットワークシステム外部仕様の検討
第2部 ICカードシステム外部仕様の検討
第3部 稼働システムの概要
 
兵庫県災害対応総合情報ネットワークシステム(パンフレット)
兵庫県/フェニックス防災システムとは


ニューメディア開発協会のホームページに戻る
© 1997 New Media Development Association