◆オーサリング
authoring author:《動》(他) (米)〈ものを〉作る, 始める テキストや音声、画像などのデータを作成、編集してまとまったアプリケーションにするためのツールを「オーサリングツール」という。詳しい知識がない人でもコンピュータとの対話処理で作業が行えるように考えられているもの。 ◆サードパーティレイティング インターネット上の情報に対して、その情報発信者ではなく、第三者が付加的にレイティングすることをいう。 ◆サーバータイプ ネットワークされたクライアントパソコンを、サーバーで一括管理する機能を備えたもの。サーバーでは、データベース管理、各クライアントパソコンの利用者管理(ID/PW設定など)、各クライアントパソコンからのアクセスのチェック機構などを備える。 ◆セルフレイティング インターネットへの情報の発信者が、発信情報に対して自らレイティングすることをいう。 ◆dbm(ディービーエム) UNIXで標準提供されているデータベースのサブルーチン群を示す。keyとcontentのペアでデータを管理する。dbminit, dbmclose, fetch, store, delete, firstkey, nestkeyという7つのサブルーチンから構成される。 ◆フィルタリング インターネット上の情報を、受信者が設定するレベルに会わせて選択的に受信することをいう ◆プロキシタイプ プロキシにデータベースそのものとアクセスのチェック機構を備えたもの。または、プロキシがラベルビューロをチェックするというチェック機構のみを備えたもの。SFSは前者のプロキシタイプである。 ◆プロファイルビューロ PICSRulesに基づいたプロファイルの雛形を管理しており、フィルタリングソフトからの要求で、プロファイルの雛形を配信するサーバのこと。 ◆メタタグ HTML言語で定義されているタグの一つ。他のタグでは記述しにくい情報、とくにサーバ/クライアントのやりとり時の負荷情報添付のために使う。ホームページ制作者が、自分のホームページに自らレイティング基準値を書き込んでおく「セルフレイティング」を行う場合、メタタグをホームページに記述しておく。 ◆ユーザータイプ ユーザーのパソコンに組み込むタイプのもの。複数のパソコンにインストールしたい場合は、それぞれのマシンごとにインストールセットアップする必要がある。 平成11年度まで配布していたIFSはユーザータイプのフィルタリングソフトである。 ◆RAT(ラット)ファイル PICS に準拠したレイティング基準を定義したファイルを示し、レイティングをするための項目レベルを定義するもの。 ◆ラベルビューロ あるレイティング基準でレイティングされたURLのデータベースを持ち、クライアントからの要求で、該当するURLのレイティング値を返すサービスを行うサーバのこと。 ◆レイティング インターネット上の情報に対して一定の基準に沿ったラベルを付けることをいう。 ◆PICS(the Platform for Internet Content Selection) WWWコンソーシアム(W3Cと略す)は、インターネットの社会的責任を技術的に解決するために、平成7年夏から、規制なしでインターネットアクセスをコントロールするためのPICS(the Platform for Internet Content Selection の略称)の開発を進めてきた。PICSの特徴は、あるWebページの格付け(レイティング)を行うことと、この情報を元にフィルタリングすることを分けたことにある。これにより、インターネットにおける情報発信を制限することなく、受信者が設定するレベルに合わせて、選択的に情報を受信(フィルタリング)できるようにするところにある。つまり、当協会のような格付け(レイティング)は一つの基準にすぎず、実際に有害か否かを決めるのは受信者が選択できる、という所が重要なポイントである。 W3Cは、実現するためのフォーマット等に関する標準仕様を規定するのみで、ソフトウェアやレイティングシステムを提供する訳ではない。それらは、外部の活動にまかせられている。例えば、マイクロソフト社のブラウザソフトウェアであるインターネットエクスプローラ3.0以降、またネットスケープのコミュニケーター4.5以降にはPICS準拠のフィルタリング機能が組み込まれている。また、当協会ではPICSの普及のために、サーバ型フィルタリングシステム(SFS)も提供している。SFSは、当協会が開発したレイティング基準SafetyOnline2のほかに、RSACi、ICRA、あるいはPICSに準拠したレイティング基準を新たに追加して使用することもできる。 フィルタリングを実現するためには、そのようなソフトウェアやレイティング基準の他に、発信者自身が情報に対してレイティングする(セルフレイティング)か、流通している情報に第三者が付加的なレイティングを行う(サードパーティレイティング)ことによるレイティングデータベースが必要である。サードパーティレイティングのデータベースは、異なる価値観に基づき複数種類存在しても良い。当協会では、SafetyOnline2基準に基づき、格付け(レイティング)したラベルビューロを公開している。このラベルビューロはPICSに準拠したものであるから、PICSをサポートしたフィルタリングソフトウェアならば、当協会のラベルビューロに基づいてフィルタリングすることが可能であるし、国内に広くPICSを普及させるためにも市販ソフトウェアにはPICSをサポートして頂きたい。(Webブラウザ以外の市販フィルタリングソフトから利用する場合はpics-info@nmda.or.jpまで連絡を頂く必要があります)。 そのような多様な入手源からのレイティングデータをフィルタリングソフトウェアが設定に基づいて参照することによって、受信者が受信する情報、または両親や教師が監督下の子供たちに与える情報をコントロールすることを可能にする。 PICSで用いられる用語の意味は、以下の通りである。 1.レイティングとラベル付加は、同じ意味で用いられる。 2.レイティングシステムまたはレイティングボキャブラリは、 レイティングまたはラベル付加の際に用いられる基準や尺度のことである。 本資料では、レイティング基準と訳している。 3.レイティングサービスは、ラベルを提供するサービスのことをいう。 4.ラベルビューロは、サードパーティレイティングのデータ要求に対して応答する ネットワーク上のHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバをいう。 ▼PICSに関するホームページ--->http://www.w3.org/PICS/ ◆WWWコンソーシアム(W3C) インターネットと言えば ワールドワイドウェブ(WWW)を意味するようになり、名刺に電子メールアドレスだけでなく、WWWのホームページアドレスであるURL(ユニフォームリソースロケータ)を記載する人々が増えつつある現在、インターネットと同様にWWWは米国生まれと誤解されている方々も多いようであるが、WWWは欧州生まれ、正確にはジュネーブ郊外のフランスとスイスにまたがって存在するCERN(ヨーロッパ原子核共同研究機関)で誕生したものである。 W3Cは、WWWを発展させるための共通プロトコルと標準ソフトウェアを開発するために存在しており、CERNでWWWを生み出したTim Berners Lee 氏が、この組織のディレクタになっている。W3Cには、世界規模で420以上の組織が参加している。米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)と欧州のEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics (ERCIM)、および日本の慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスがホストを務めている。 ▼W3Cについて--->http://www.w3.org/ ◆ICRA(Internet Content Rating Association) ICRAは従来のRSACによるレイティング基準 RSACi を見直したラベリング基準(ICRAラベリング基準)を開発し、2000年末には同基準に準じたラベル作成ツールを公開しました。 ▼ICRAについて--->http://www.icra.org/ ◆RSAC(Recreational Software Advisory Council、娯楽ソフト諮問会議) RSACは、公衆、特に両親が電子メディアについて必要な決定をする際に、オープンで客観的なコンテンツ勧告システムによる支援を行う、米国の非営利団体であった。 RSACは98年に、国際的なレイティングシステムの開発を行う非営利団体であるICRA(Internet Content Rating Association、インターネットコンテントレイティング協会)に吸収合併されている。 RSACi(RSACによるインターネットレイティングシステム)とは、スタンフォード大学で20年以上にわたり、メディアが子供に与える影響を研究してきたDonald F. Roberts 博士の研究成果に基づいてRSACが作成したレイティング基準である。同基準では、下記の4つのカテゴリーがあげられている。各カテゴリー内の数字はレイティング値を表している。 ▼RSACiについて--->http://www.icra.org/about.html
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