・調査内容 | : | コロナ禍でのお教室開催状況、Web会議サービス利用状況、 コロナ禍で新しく始めたことなど |
・調査対象 | : | シニア情報生活アドバイザー会員の皆様 |
・回答数 | : | 207名(男性144名(70%)女性63名(30%)) |
・設問数 | : | 13問 |
・配信期間 | : | 2020年8月28日(金)~9月18日(金) |
緊急事態宣言中は講座の開催中止を余儀なくされた団体も、現在は感染予防対策をとりつつ活動している状況である。 ZOOMの利用率は68%に及び 実際にオンラインで講座や打ち合わせをする割合は2割に達しようとしている。
また、コロナ禍でICTに疎かったシニアが危機感を持つケースも多く、スマホの新規購入相談やZOOMの使い方講習への要望も増加した。
これらに対応すべく、シニア情報生活アドバイザーは、在宅でも知恵を絞りながら前向きに活動している姿がうかがえた。
一方で感染への不安は依然として根強く、受講者数・収入ともに減少、教室の存続を懸念する声も寄せられた。
ICTが使えるシニアと使えないシニアの格差はこれまで以上に拡大しており、シニア情報生活アドバイザーの必要性はますます高まっている。
今後はオンライン講習開催における問題(セキュリティの脆弱性、受講費用の徴収方法、受講生に寄り添った指導方法)を解決できるような体制・サポート作りが急務である。
・回答者数207名 うち、男性144名(70%)女性63名(30%)
・70代…57%
・60代…20%
・80代以上…19%
・50代…4%
・関東…53%
・近畿/四国…10%
・九州…9% (以下略)
・中止…50%
・感染予防対策をとって開催…22%
・オンラインで開催…19%
・感染予防対策をとって開催…54%
・中止…22%
・オンラインで開催…17%
・その他…8% 「講座は中止になったものの月報だけは毎月発行している」
一般向けの募集は中止したが会員にはオンラインで研修を実施している」など
●新規問い合わせ、オンライン講座開催要望も増加
「対面講座の一方向・多人数から双方向・少人数の講座形態となり、受講生のニーズにきめ細かく応えることができるようになった。対面の時は地域エリアに限定されていたが、距離と時間を克服したため、遠距離の受講生や夜間講座が増加した。講座スタッフは、オンライン講座が対面時より非効率のために講座回数増でカバーしている。多忙となっている。」
「緊急事態宣言が出て延期になっていた新講座(入力できない方対象)を、7月公開募集したところ定員5名がすぐ埋まり、その内3名の方が新しくパソコンを購入しての参加でした。自粛生活の影響かも知れないと思いました。」
「オンライン講座を主催する方法、参加する方法の問い合わせが増えた。」
「iPhone講座希望増加 購入相談も多い」
●一方で、既存の受講生は二極化
「テレビ会議システム、オンラインショッピング、ネットショッピングなどの重要性を認識され、これらを練習したいと言う方と、オンラインでの勉強会しか出来ない中、殆ど参加されなくなった方と対応が大きくわかれた。」
「申込みをした本人は講座へ参加したいのだが、家族からの反対で参加を断念された方が数人見られました。感染への対応ということで、人数を通常12人のところを6人に減らして申込みを制限している。ところが上記のような理由や、連絡なしで不参加の方もいるようです。また人数が少ないということで、参加者と講師のコンタクトが以前より密になり、ここでも制限が必要かもしれません。」
「Zoomで、講習会をすることになり、参加者が増えた。高齢者が、パソコン持参で交通機関を利用した移動が無くなり、自宅から講習が受けられ好評である。ただ、教える側から見ると、理解度が把握しづらく、個別指導が難しい。 特に、積極的な方には・・・いいのですが、おとなしい方には、辛いようです。また、高齢者には、1時間くらいが限界です。それ以上長くなると、辛そうです。」
●Web会議ツールへの関心高まり
「Zoomをインストール、使い方などを教室で行い、集まれない場合は、Zoomを使いリモートで授業を行えるように、生徒の方々に勉強していただいた。」
「ZOOMミーティングの結果新しい興味が湧き、参加人員も増え(年齢的に参加が不自由だった方も参加出来るので)、寧ろ活動が活発になった。」
「オンラインの講座や会議のアプリをみんなで研究した。」
●WEB会議ツール(多数)
「ZOOMの徹底練習」「孫とスカイプで交流する」
●感染対策
「マスクの着用の徹底と手指の消毒など。」
●その他
「断捨離」「古い画像の整理と活用」「ExcelVBAの勉強」「プログラミング」
・Zoom…68%
・LINE(通話)…45%
・Skype…23%
・GoogleMeet…9%
・MicrosoftTeams…5%
・その他…6%
・Web会議サービスは利用していない…19%
・パソコン・スマホ講座の教室や打ち合わせ…64%
・仕事での打ち合わせや会議…46%
・離れて暮らす家族との会話…32%
・知人・友人との食事会や飲み会…30%
・その他…18% 英会話など趣味(勉強系)の講座をZoomで受講するなど
●ICT利活用面
「ITに疎い人とは連絡が取りづらくなり、このまま会えなくなりそう」
「対面時の受講生が2分化している。引き籠ってパソコンから遠ざかっている層と新しいオンライン講座への参加で積極的に新しい知識を得ようとする層。引き籠り層は、20年前くらいのパソコン教室全盛期を知っている世代。もう一度、居場所と出番をつくることができればと思っている。」
●講座の開催
「シニアパソコンの会の目的は、高齢者が習得した知識や技術を日常的に活用することで生きがいを与えてくれるネットワークつくりに発展することを目指していましたが・・(略)・・・教室で寄り添って手取り足取りして指導することができなくなった。先行きが不透明なために今後のことが懸念される。」
「リモート講義で受講者のPCの画面・操作が簡単にわかるツールが知りたい。」
「新型コロナ感染のリスクから多人数一斉のパソコン講座を開く事がますます困難になってくると思う。 スマホやタブレットの普及でそれらの個人指導が中心になっていくと思うが、スマホ操作に長けた人材が少ないのが悩みの種である。オンラインでの講座を開く場合「指導料」の徴収方法が難しい。」
●コロナへの不安
「人との触れ合いを1番大事に思っている私にとって3密を避けねばならない事はとてもやり切れない。」
●セキュリティー面での不安
「オンライン利用時における、セキュリティー面での不安」
・福祉・ボランティア…34%
・その他の文化系サークル…16%
・体操・健康法、その他のスポーツ系サークル…13%
・PCやスマートフォンで動画を見る…50%
・音楽を聴く…49%
・散歩をする…48%
・LINEでのメッセージのやり取り…76%
・インターネット通販でのお買い物…75%
・YouTubeなどに投稿されている動画を見る…69%
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創業60年 国内No.1の市場調査会社です。(株式会社インテージホールディングスとして東証一部上場)
超高齢化社会のなか 「シニアの皆様がより便利に暮らせるサービスを世の中に」との思いから2020年4月よりニューメディア開発協会の賛助会員として 皆様の活動を支援させていただいております。