【編集後記】

 日照時間が長くなって来ました。春の息吹が聞こえます。「春夏秋冬」、時として大きな災害も発生しますが、日本列島は温暖な気候と適当な降雨に恵まれ、豊かな農作物・水産物が収穫出来ます。私達が日常生活で意識することはまれですが、地球規模で考えても、「日本列島は恵まれた地域にある」と言えましょう。ある本によれば、日本列島があと1000km東側に、あと500km北側に位置していた場合、温帯低気圧の猛烈な発達(台風並)に頻繁に見舞われるそうです。
 地球上には、多くの国々があります。氷に閉ざされた世界、寒冷なツンドラ地帯、灼熱の砂漠地域、山岳地帯、熱帯のジャングル地帯。私達は「宇宙船地球号」の一員として、それなりに「世界に貢献できる日本」でありたいと考えています。
 日本国の現状を省みれば、先人達が戦後50数年間に営々として構築してきた各種機構に、ある種の「制度疲労」が目立つようになりました。「指導者層の空虚な議論」とは申しませんが、「民>官>政」が一致協力し、改革すべき部分は確実に実施し、国民の生活に「安心」を、そして何よりも「若者に希望と夢の持てる国」に改革したいものです。(TI)


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