以下は、電子ネットワーク協議会に対する1996年第3第4四半期分(7月〜12月)のコメント集です。
ネットワークは、一種の社会であり、その社会の問題は、その社会の住民が起こしているものです。つまり、問題を自分はおこさないというプライドのある人がどの程度存在するかで状況が変わります。パソ通のつまらなさは、暗黙のルールが沢山あり過ぎて、発言が固定化し、それ故に陰湿になる傾向があります。つまり、ルールというよりも自分自身を律する精神を養うべきであり、誇りとプライドがある人の比率がすくないからこそ、ルールだのなんだのを振りかざすのでしょう。僕は、ここに根本的な改善案として、プライドを持つことを提案します。僕は、道にゴミを捨てません。プライドがあるからです。個々の問題に対して、妥当か妥当でないかを判断する能力、それが重要であって、公的なルールは、その次に来るものだと思います。
人間はより自由になることによってより大きな幸せを得ます。その自由の幸せが定着するまでは悲しいことですが悪の自由も容認する必要があります。まだインターネットの自由は定着していません。どうかいい人たちが多くの自由を獲得し世の中をよくするために安定した力を発揮するまでは悪の自由にもしばし目めをつぶって欲しいのです。それが出来ないならいい人たちの自由は大きく広げ豊かにしながら悪の自由を小さくしてください。もしそれが出来ずいい人たちの自由を侵すようなものならどうか何もしないでください。自然に良くなるのを待ってください。
富山大学経済学部の環境経済情報源CSANETをパソコン通信で永年提供してきて、インターネットでのURLを解説して3年を経過しました(http://csanet.eco.toyama-u.ac.jp)。この5月からは、大学の総合情報処理センター長を2年勤めることになりました。併せて、北陸地域情報ネットワーク協議会会長に就任しております。
ここでの意見交換に関心を持っていますので、ぜひ継続していただきたいのですがふと考えてみれば、このような形式で延々と続けたら、新規アクセスの方にはたいへんな苦痛を強いるページになってしまいますね。
なにか名案がないでしょうか?。
なお、振り出しに戻すようなことで恐縮ですが、「協議会の活動」についての意見を求める場所とのことですが、あいかわらずその「協議会」が不透明な存在であることは否めません。
通産省との関係、構成メンバーの構成経緯(どうして他のメンバーは入らなかったのかとか)、議事録の全面公開などはいかがでしょうか?。
エロいページにリンクを貼っただけのページのほうが、内容のあるページよりもとても沢山のアクセス数を稼いでいる気がします、地道にアクセス数を稼いでいるわれわれとしては実に虚しいです、ただのエロページの交差点に負けているとは・・・しかし、インターネットの利用者の現状はこんなものなんでしょうね、
皆様、はじめまして。岡村というものです。ここへは、ふらふらとネットサーフィンを続けた結果、偶然に漂着しました。 折角、この様な有意義なページがあるにも関わらず、私は今までこのページの存在を知りませんでした。これではいけません。もっと存在をアピールすべきでしょうね、特に省庁の方々には(一部の方ではなく、という意味です)。P> さて、辻サマのご意見ですが……まあ、仕方がないと言えばそうなのでしょうね。 ビデオにしても、アメリカのケーブルテレビにしても、発展途上のメディアは、常にアダルト資産によって発展するものですから……。P> 私としましては「さっさとインターネット全域を仮想国家にしちゃえばねぇ」なのですが……。距離のない世界では、現行法では物足りないような気がしますから。
まだ全部は読んでない(読み切れない?(^^;)のですが、いわゆる「ガイドライン」についていくつが素朴な疑問が。1.たとえばchat等で、欧米の人が「NIP!」などと発言したら?2.方言等、その地域の人、あるいはある集団の一員でないとわからないような表現で、標準語では誹謗中傷や猥褻な発言・メールなどをしたら? 「ガイドライン」って、いかにも標準語で話す日本人のみを対象としているような印象を受けるんですけど。第一、その区分けってどこでするんでしょう。それとも、いちいち発言者に「この発言の意図は何ですか?」なんて問いただすのかな?:-p あと、もひとつ思い付いたのが、3.日本在住の日本国籍ではない日本人(つまり、血縁的には日本人だけど、国籍は日本以外ということ)で、HPは国外にある人は?P> まあ、私的な意見を言わせてもらえば、島国根性丸出しの内容で、とてもじゃないけど一般ユーザが納得するとは思えない−−私を含めて−−ですね。あんな内容なら、とっとと撤回した方がいい。P> 一つ誤解のないように付け加えると、私はネットワークに規制は必要無いとは思っていない。 しかしその規制は内部発生的なものであるべきと考えています。今回のように頭越しにお上の意向を押し付けるようなやり方でなく。 このままだと、青少年条例の二の舞になりそうで恐い。
抗議運動をされている崎山伸夫さんから、4月に多くの質問をもらいました。これまでのコメント(1996年第2四半期分)の最初のところを読めば、前後の状況が分かります。
当方のパワーが限られていますので遅くなりましたが、 電子ネットワーク協議会に対する質問への回答を作成しました。ご興味のある方はご覧下さい。
倫理綱領を拝見しました。 これはプロバイダーが顧客に対して教育かつ指導しろということですか。 会員規約を厳しくして、会員規約を破るような会員はプロバイダーが排除でき るというように聞こえますが。すべてのプロバイダーに対して自主規制を強い るのは間違いだと思います。
インターネットは、世界中のすべての権力の侵害から守られるべき性質のものです。 なぜなら、インターネットによるコミュニケーションインフラは、国が作ったものでも、特定の企業が作ったものでもなく、われわれが、それぞれわれわれの割り分の料金負担とスキルに応じて成り立っているものだからです。 このネットワークは私たちが作っているものである以上、私たちの意志の総意で運用されていくものであり、国家権力をはじめとする第三者の干渉を受ける性質のものではありません。 また、日本では特にこうした問題にたいしてきちんと議論せずに覆い隠してしまう傾向があります。 臭いものにはふたをしてしまえばすむと思っている能の無い政策者のおざなりの対処によって、日本は、世界的にも文化後進国になってしまいました。 こうした公序良俗に反するものを見たり聞いたり読んだりする事が問題なのではなく、こうしたものに触れたときに、自分の意識の正常性、自浄性を保っていられる事が重要なわけです。 これは、お互いのコミュニケーションの過程において、自分の事、他人の事を含めたやさしさ、心の豊かさをもって解決していくものであり、規制によってふたをして覆い隠してしまうものではありません。(問題の本質の解決ではない) 国家や社会、地域、自分の暮らす街でより心のゆとりを持てる社会作りを行っていく事が先決であるはずなのに、怠慢な政策者の為に、もっとも短絡的で、実質の問題解決にはならない方法が取られようとしています。 私たちの作るネットワーク社会の力で、これを阻止し、本当に豊かな社会を作っていく事が重要です。