アイウェイ電子共和国〜三原広域市町村連携住民サービスシステム
◆システム概要
三原広域市町村圏の1市5町を広域ネットワーク上で統合した、アイウェイ電子共和国という名前の仮想自治空間をWWW(World
Wide Web)上に作成し、複数の市町村が参加し、活用する情報処理システムを提供する。このシステムは、家庭内のテレビや電話/FAX、パソコン、及び三原広域市町村公共施設に設置された街頭端末から利用が可能で、この仮想自治空間を通じてこれまで実現されなかった住民レベルでの情報の広域化・共有化を実現し、住民生活の向上と地域の活性化を図ることを目的としている。
◆事業計画
平成3年度に策定された「三原広域ふるさと市町村圏計画」をうけ、市町村連携による地域情報化の取り組みが開始された。この計画に基づき、本システムの開発に着手し、ハード整備を平成12年3月に完了し、ソフトウェア開発・検証を経て、平成12年8月から本稼動となる。
◆開発の背景・目的
広島県三原市、豊田郡本郷町、御調郡久井町、世羅郡甲山町、世羅町、世羅西町の1市5町で構成する三原広域市町村圏事務組合は、「三原広域ふるさと市町村圏計画」を平成3年度に策定し、市町村連携による生涯学習施設や情報化施設の充実にはげんできた。
しかしながら市民意識調査より、行政サービスの情報がリアルタイムに伝わらない、実生活における住民レベルでの地域間交流がほとんどないなどの問題点が浮かび上がった。
このような要望に対し、家庭内のテレビや電話/FAX、パソコン、及び三原広域市町村公共施設に設置された街頭端末から利用が可能なアイウェイ電子共和国という名前の仮想自治空間を作成し、これまで実現されなかった住民レベルでの情報の広域化・共有化を実現し、住民生活の向上と地域の活性化を図ることを目的とする。
◆システム開発・システムの特徴
家庭内のTVや電話/FAX、パソコン、及び三原広域市町村公共施設に設置された街頭端末から利用が可能な仮想自治空間を構築し、これまで実現されなかった住民レベルでの情報の広域化・共有化を実現し、住民生活の向上と地域の活性化をはかるために、以下の開発を行う。
◆開発内容
●システム連携機能 ●電子共和国ご意見箱機能
●電子共和国掲示板機能 ●電子共和国防災センター機能
●施設予約連携機能 ●図書館情報連携機能
◆システム検証
●システム連携機能に関する検証
●電子共和国ご意見箱機能及び電子共和国掲示板機能に関する検証
●電子共和国防災センター機能に関する検証
●施設予約連携機能及び図書館情報連携機能に関する検証
◆今後の展開/普及計画
一般住民を対象としたサービスへ向けて、利用者の満足度をさらに向上させる研究・開発を進めて行きたい。他自治体での利用も可能であることから、今後検証ユーザや職員などの意見を反映させながら、他地域への展開を図る予定である。