地域のトータルパワーを発揮する環境共生まちづくり支援システム
◆システム概要
本システムは、地域の全ての構成員が主体者として積極的に参画できる社会基盤を構築し、「環境と共生」する環境調和・循環型のまちを創造するための、インターネットを活用したシステムである。市民がそれぞれの創意工夫の中で、「環境」に主体的に取り組むために必要な情報をいつでも、どこでも簡単に入手、発信できるための情報交流基盤を創るもので、これにより、地域全体が高度で先進的なコミュニケーションを行うことを通して、地域全体のトータルパワーの発揮を目指すもので、次の3つのサブシステムから構成される。
(1)人材育成支援サブシステム(リーダ育成事業)
環境問題についてトータルに考える人材の育成を時間、場所の制約なく行える仕組みを提供する。
(2)交流・連携支援サブシステム(交流・連携促進事業)
環境問題に関する団体の活動状況や、個人情報についての管理を行う。これにより環境関連の取り組 み情報をシステム内で一括管理し、市民間の交流・連携を実現する。
(3)参加促進支援サブシステム(参加促進事業)
掲示板を通じた住民の活発な意見交換を行わせ、環境問題に取り組む参加者の拡大促進を支援する。
◆事業計画
今後の展開としては、既に実績をあげている、新しい市民参加とコミュニティの形成を目指した「市民電子会議室」との連携も図っていく。また、新たに構築予定の統合生涯学習システムとの連携も図り、コミュニティにより地域課題を解決する「コミュニティ・ソリューション」の実現を目指していく。
◆開発の背景・目的
本システムは「藤沢市総合計画 基本構想」による21世紀を展望した、「環境と共生」できる環境調和・循環型のまちづくりを地域全体のトータルパワーを発揮することで実現するために、以下の3つの事業を支援するシステムとして構築した。
(1)リーダ育成事業
(2)交流・連携促進事業
(3)参加促進事業
◆システム開発・システムの特徴
本システムは、行政と市民が一体となって環境問題に取り組むための情報交流を支援するシステムであり、誰にでも使える入出力インターフェースとマルチメディアコンテンツの作成・編集を簡単に行う仕組みを構築することで、環境問題の取組み活動を行政が支援し、地域環境の向上を住民へ広く浸透させるものである。
◆開発内容
本システムは以下の3つのサブシステムから構成される。
●人材育成支援サブシステム機能
●交流・連携支援サブシステム機能
●参加促進支援サブシステム機能
◆システム検証
●システム有用性の検証
●システム運用性の検証
●環境団体・自治体間連携の検証
◆今後の展開/普及計画
(1)機能拡張計画
システム検証での問題点を優先度の面からチェックし、機能改善の計画を立案する。その後、必要に応じてソフトウェアの機能の改修、追加、統合を実施する。
(2)普及計画
本システムの利用者拡大に向け、環境団体、及び藤沢市民に対し、広報活動を行うことで利用促進を図る。具体的な方法として、藤沢市ホームページからの本システムへのリンク、藤沢市ホームページでの本システム稼動のお知らせを掲載することが挙げられる。