SOHOビジネスのための協業化支援システム
◆システム概要
本事業は、SOHOビジネスに不可欠となる事業運営、経営管理等の情報を次世代の業務アプリケーション開発に期待されるXMLで統合された文書として情報の共有及び活用を図り、さらにOBM(Open
Book Management)、ISOマネジメントシステムなどによる先進経営手法を取り入れ、参加意欲を向上させ参加意識の一体化を図り、SOHO等のマネジメントを行う協業化支援システムを開発し、その普及を図るものである。
◆事業計画
SOHO等を直接支援するため、全国に立地し多年にわたって情報化人材育成の実績や地域の情報化に寄与している政府出資の地域ソフトウェアセンター間にサポートネットワークを開設し本事業の全国的展開を図る。
◆開発の背景・目的
SOHOなどの新事業創出企業は、その事業を単独で実施できるものは少なく、しかも限定されたものとなりがちであり、収益面、発展性を考えることが競争力の向上、タイムリーな商品・サービスを効率的・低コストで提供するために不可欠となる。そこで本事業は情報の共有及び活用の視点からSOHOの協業化を支援し、個々のSOHOの事業、経営活動をも含めたトータルのマネージメントシステムを開発する。
◆システム開発・システムの特徴
将来の発展・拡張性、操作の容易性、開発の容易さ、及び低コストでのシステム構築をねらいとしてオープンなネットワークコンピューティング技術をベースとして開発し、ツール、プラットフォームに依存しないWebの新規格でアプリケーション仕様記述能力のあるXMLに基づきアプリケーションを開発する。
◆開発内容
●運営支援機能 ●経営管理機能
●運営評価機能 ●コンサルティング機能
●SOHOビジネス体験型研修機能 ●情報共有機能
●データベース機能
◆システム検証
●システムの有効性の検証
●支援ネットワーク環境の有効性の検証
●SOHOビジネス体験型研修機能の有効性の検証
◆今後の展開/普及計画
当社は、新事業創出促進法に基づく産業支援機関で地域の中小企業・SOHO等の支援を一つの事業目的にしており、地域での普及を図る。
当社と同様な主旨で設立された地域ソフトウェアセンターも同様で、これらのセンターを中心として事業展開、普及を図る計画である。
その第1ステップとして地域ソフトウェアセンターである熊本ソフトウェア(株)及び(株)宮崎県ソフトウェアセンターにサポートセンターを開設し、九州からの事業展開・普及を図る計画である。