nmdalogo 「電子政府実現に向けた政府調達改革の動向」セミナー
〜エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)手法からのアプローチ〜

 2003年7月9日(水)、六本木アカデミーヒルズ「ステップルーム」にてパイロットプロジェクトの成果等を含め、最新の取り組み動向を紹介いたしました。当日の写真を掲載致します。

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大山氏講演中 「電子政府を巡る最近の動向」
講師:東京工業大学  フロンティア創造共同研究センター情報系研究機能教授
大山 永昭氏
【講演概要】
 本講演では、平成15年度末を目途に現在構築されている電子政府について、最近の動向を紹介する。具体的には、GPKIや公的個人認証サービスなどの政府認証基盤の構築状況とその課題、ASP導入ガイドラインの必要性、政府調達の見直しなどについて解説する。特に、本年度内に構築が完了するGPKIについては、官職証明書の利用数に対する費用を減じることやシステムのリライアビリティを向上する方策などについて考察する。さらに、電子自治体の構築に関する留意点などについても解説する。
牧内氏講演中 「政府調達改革の動向」
講師:経済産業省 商務情報政策局 情報プロジェクト室長
牧内 勝哉氏
【講演概要】
 次期電子政府構築計画では、情報システムの導入は、行政サービスの向上と行政事務の効率化をその目標としている。これらを実現するため、行政手続きの可視化とベストプラクティスの流通を促進するための手法と組織として、エンタープライズアーキテクチャ(EA)手法とCIO補佐官の設置を行う。経済産業省では、そのもととなったアイデアの作成、パイロットプロジェクトなどを行い各府省と連携して、実行的な計画として練り上げ、5月30日付けでCIO補佐官を設置した。その背景と経緯、次期計画において期待されるその働きなどについて、解説する。
松尾氏講演中 「エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の概要」
講師:中央青山監査法人 代表社員 公認会計士
松尾 明氏
【講演概要】
 米国政府ではIT投資の有効性を高めるために、知的資産としてのエンタプライズ・アーキテクチャ(EA)が重要視されている。個別府省における試みの段階を経て、現在、全政府を見据えた最適化の方針作りを行う実務的適用の段階にまで進化してきている。今年度から、我が国政府においても同様の試みが開始された。民間ベースでも活用を推進していくことがこれからの課題である。>
野村氏講演中 「パイロットプロジェクトの成果とCIO補佐官の役割」
講師:(財)ニューメディア開発協会 開発グループ 主幹研究員
野村 邦彦氏
【講演概要】
 政府におけるIT調達の改善を図るために、ITアソシエイト協議会の中間報告とその提案が平成14年11月にパブリック・コメントを求める案件として経済産業省より公表されたが、翌12月より15年3月まで経済産業省のパイロッ ト・プロジェクトとしてエンタープライズ・アーキテクチュア(EA)の実践を4作業部会を通じて試行し、成果物を提出し、その後の電子政府構築化計画の業務・システムの最適化計画を進める基盤となってきている現状とその推進体制として整備されつつあるCIO補佐官の役割について紹介を行う。
国分氏講演中 「行政サービスとICカードの役割」
講師:(財)ニューメディア開発協会 常務理事
国分 明男氏
【講演概要】
 電子政府において、官職にある公務員が公印に相当する電子署名を行う際に使用するカード、職員が決裁の際に電子署名を行う際に使用するカード、企業など法人が電子入札に参加したり電子申請を行う際に使用するICカード、住民基本台帳カードのように住民が住民票を請求したり電子申請を行う際に使用するICカードなど、様々なICカードが使われる。このようなセキュリティを確保するための重要な構成要素であるICカードの動向を解説する。また、ニューメディア開発協会の非接触ICカード普及センター(CLIC)における住民基本台帳カードの発行、互換性検証などの事業内容についても紹介する。
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